変わりゆくもの。

「変わらないよ。つー様。」



高校時代の友人が訪ねて来た。わざわざ実家で電話番号調べてきやがった。

娘がバンドをやりたがっているので、ギターについて教えて欲しいらしー。
(んなもん楽器屋で聞けってば。)

まあ何にも考えず、招き入れた。何故か嫁さんと、当の娘もいる。
部屋にあがると奇声が・・・。


あっ!そりゃそうだ。だって「辻さん屋敷なんだってば。」最近麻痺してるなおいらって。


嫁さん。興味しんしんで部屋中を物色してた。

娘さん(香津美ちゃん)は12才。おい、小学生かよ。
でも、素直で良い子だーよ。心配してるのオヤジだけだよ。全く。

それにしてもなんという変わり様。コイツ学生時代は結構イケてたよな。
腹、腹、腹。髪、髪、髪。


香津美ちゃん。おいらをおじさんって呼ぶなってば。凹むでしょ。
最初にキチンと言った。○○さん(名字)って呼んでね。


でも、しっかりした子だ。ちゃんと人の話を聞く耳を持っている。
本人はFenderUSAのジャズマスが欲しいらしい。GO!GO!7188か?


でも重いよ。本当に。一応ウンチク並べて最初なんだからとFenJapのストラトを進める。
したら、「最初だから良いモノが欲しい」だって。ん〜教えられてしまった。


今の子は良いな〜。おいらなんて最初のギターはアリアのレスポール(中古)だった。
FenderGibsonなんて20才でやっとだった。


でもまーそこは子供。エフェクターつけて実際に家のギターを引かせてみた。(テレキャス
するとテレキャスターが欲しい。だって。なんか素直さが気にいったので、あげちゃった。テレキャス


でもあげがいが有る子だ。それからず=と引いてた。頑張れってば。


問題はオヤジと嫁。もう写真から写真集からDVDからえんえんと物色してる。
オヤジなんて虫干し中だった、おいらの法被まで勝手に着ているってば。


その姿に自分がひいた。


もう、うざいので「あやや」のDVD貸してやってとっとと帰した。


夜は八王子帰りのよっちゃんが来訪。良席だったらしくテンション高かったな〜。
まあ、気持ちは解る。


つー様。こんな1日過ごしてて良いの?
でもオヤジの嫁が言ってた。「絶対、辻ちゃんよ。絶対可愛いよ!」


当たり前である。


あなたに力説されなくっても、つー様。は絶対なのだ。あり得ない美しさなのだ。


おいらは変わらない。容姿や行動は変わっていくのかも知れないが。つー様への気持ちは絶対変わらない。
まあ、さらに重傷度が高くなることはあるかもだってば。